日本赤十字社 神戸赤十字病院

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災害救護・国際救援

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令和6年 能登半島地震 救護班活動報告

日本赤十字社は、発災直後から能登半島で医療救護活動を展開しています。
兵庫県支部、神戸赤十字病院においても、救護班の派遣、医療機関や避難所へのアセスメント活動を実施し、被災された方々の診療や健康管理などにあたりました。

国内救護活動

当院では、国内における自然災害などの緊急時に被災地に駆けつけ医療救護を提供できるよう、次のような救護体制をとっております。また、被災時には基幹災害拠点病院として、地域における医療活動の拠点となる役割も担っております。

救護体制

(2023年4月現在)

救護班5個班
各班9~10名(医師2名、看護師長1名、看護師2名、主事4~5名)
こころのケア指導者10名
こころのケア要員11名
DMAT研修修了者38名

救護班とは

災害の発生直後から慢性期まで途絶えることなく医療を提供するために、日本赤十字社独自の訓練・研修を受けた要員から構成される医療チームです。
日本赤十字社の救護班が受ける訓練・研修は、国が2005年から養成しているDMAT(災害派遣医療チーム)と同等の内容から構成されています。

dERU(国内型緊急対応ユニット)とは

当院では、大規模災害発生時に一刻も早く被災地における診療を開始することを目的として、dERU(国内型緊急対応ユニット:domestic Emergency Response Unit)を整備しています。
dERUとは、大規模災害時に1日150人程度の軽症・中等症程度の傷病者に対して、3日間の診療ができる医薬品および医療資機材、これらを運ぶトラックと訓練を受けた救護要員の総称です。
主な資機材には、被災地での仮設診療所となるエアーテント(縦9m×横9m×高さ4m)と簡易ベッド、外科・輸血・助産用などの診療資機材、無線機や衛星電話などの通信機材、水タンク、簡易トイレなどの救護要員のための生活資機材などがあります。dERUの運営は救護班要員が交代で行いますので、医薬品や診療材料などの消耗品を後続の救護班が補充することで、長期にわたる診療の提供が可能となります。

dERUエアーテント
エアーテントの内部
医療資機材の詰まったコンテナ

こころのケア要員とは

赤十字が行う災害救護活動の柱の一つに、こころのケアがあります。こころのケアでは、主に傾聴やリラクゼーションにより災害時における被災者および支援者のストレス軽減を行っております。また、必要に応じて心療内科医の判断により、適切な専門医療機関への紹介も行います。

DMAT(災害派遣医療チーム)とは

2005年に国が災害医療の体制整備の一環として養成を開始した、災害の急性期(発災から48時間以内)に活動できる機動性を持った専門の災害派遣医療チームです。

国内災害派遣一覧

2024年【令和6年能登半島地震】
 派遣場所:石川県(輪島市、能登町、珠洲市)
 派遣期間:1月10日~3月29日
 派遣人数:延べ61名(医師12名、看護師26名、主事18名、薬剤師5名)
2018年【大阪府北部地震】
 派遣場所:大阪府
 派遣期間:6月8日
 派遣人数:8名(医師2名、看護師3名、主事3名)
【平成30年7月豪雨】
 派遣場所:岡山県、広島県
 派遣期間:7月8日~8月7日
 派遣人数:14名(医師5名、看護師4名、主事5名)
2016年【熊本地震】
 派遣場所:熊本県
 派遣期間:4月16日~6月11日
 派遣人数:延べ40名(医師10名、看護師15名、主事12名、薬剤師3名)
2011年【東日本大震災】
 派遣場所:岩手県
 派遣期間:3月11日~6月7日
 派遣人数:延べ90名(医師25名、看護師29名、薬剤師8名、主事28名、こころのケア要員7名)
2009年【台風9号佐用町水害】
 派遣場所:兵庫県佐用郡
 派遣期間:8月12日~8月13日
 派遣人数:延べ9名(医師3名、看護師3名、主事2名、心理士1名)
 活動内容
2006年【のじぎく兵庫国体救護活動】
 派遣場所:兵庫県神戸市
2005年【JR福知山線列車事故】
 派遣場所:兵庫県尼崎市
 派遣期間:4月25日
 活動内容
2004年【台風23号豊岡水害】
 派遣場所:兵庫県豊岡市
 派遣期間:10月22日~10月25日
 活動内容
【新潟中越地震】
 派遣場所:新潟県
 派遣期間:10月26日~11月13日
 派遣人数:延べ71名

主な救護訓練・研修(国内)

2024年【日赤第4ブロック合同災害救護訓練】
 実施場所:和歌山県消防学校
 実施日付:6月15日
 訓練内容
【救護員辞令交付式】
 実施場所:日本赤十字社兵庫県支部
 実施日付:5月13日
 辞令交付式報告
【救護員技術研修】
 実施場所:災害救護支援センター(兵庫県三木市)
 実施日付:5月29日
 訓練内容
【救護員基礎・実践研修】
 実施場所:災害救護支援センター(兵庫県三木市)
 実施日付:6月1日
 訓練内容
2023年【兵庫県・丹波地域合同防災訓練】
 実施場所:丹波の森公苑(兵庫県丹波市柏原町)
 実施日付:9月3日
 訓練内容
【第八管区海上保安本部巡視船みうら合同訓練】
 実施場所:海上保安学校(京都府舞鶴市)
 実施日付:9月28日
 訓練内容
【大規模地震時医療活動訓練(政府訓練)】
 実施場所:海南病院(徳島県)
 実施日付:9月30日
 訓練内容
【大阪国際空港航空機事故対策総合訓練】
 実施場所:大阪国際空港(大阪府豊中市)
 実施日付:11月2日
 訓練内容
【近畿地方DMATブロック訓練】
 実施場所:兵庫県庁、神戸市役所(兵庫県神戸市)
 実施日付:11月11日
 訓練内容

国際救護活動・訓練

日本赤十字社は、赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)、各国赤十字社・赤新月社のネットワークの下、海外における紛争の犠牲者や災害の被災者の救援を行う国際救援活動、開発途上国の保健衛生状態の改善などを行う開発協力事業などの人道的活動を展開しています。
当院でも、海外で発生した災害や紛争に対する緊急救援だけではなく、復興期に展開する事業の計画策定やマネジメントの他、平時における途上国の開発支援などを行っております。院内では看護学生への教育、国際救援要員を目指す職員への支援、外国人患者さんの対応などを行っています。

海外派遣一覧

2018年【バングラデシュ南部避難民救援事業 ERU第6班】
 派遣場所:バングラデシュ
 派遣期間:2018年3月18日~4月24日
 活動報告
【バングラデシュ南部避難民救援事業 ERU第3班】
 派遣場所:バングラデシュ
 派遣期間:2018年11月24日~2019年1月11日
 活動報告
2017年【フィリピン・セブ北部地域保健衛生事業】
 派遣場所:フィリピン(セブ北部地域)
 派遣期間:2017年9月16日~2018年7月22日
 セブ通信vol.1 セブ通信vol.2 セブ通信vol.3
 セブ通信vol.4 セブ通信vol.5 セブ通信vol.6
 セブ通信vol.7 セブ通信vol.8
 リンク:セブ島 ~そこに住むボランティアだからこそできること~
 リンク:セブ島 ~陰から支え、見守る地域担当の役割~
2016年【フィリピン保健医療支援事業】
 派遣場所:フィリピン(ヌエヴァヴィスカヤ州)
 派遣期間:2016年11月~2017年5月
 活動報告
2015年【二国間 ケニア赤十字社地域保健強化事業】
 派遣場所:ケニア
 派遣期間:2015年9月4日~2016年5月15日
 活動報告
2012年【ウガンダ母子保健事業】
 派遣場所:ウガンダ
 派遣期間:2012年6月24日~2013年3月8日
 活動報告
2010年【ハイチ地震救援】
 派遣場所:ハイチ
 派遣期間:2010年6月16日~2010年7月20日
 活動報告
【フィリピン保健医療支援事業】
 派遣場所:フィリピン(キリノ州)
 派遣期間:2010年6月23日~2010年12月21日
 活動報告
2009年【タンザニアにおけるコンゴ、ブルンジ難民支援事業】
 派遣場所:タンザニア、コンゴ、ブルンジ
 派遣期間:2009年4月4日~2010年3月14日
 活動報告
【フィリピン保健医療支援事業】
 派遣場所:フィリピン
 派遣期間:2009年7月23日~2010年1月20日
 活動報告
2007年【フィリピン保健医療支援事業】
 派遣場所:フィリピン(キリノ州)
 派遣期間:2007年7月21日~2008年1月20日
 活動報告
2005年【スマトラ沖地震(2004年)】
 派遣場所:インドネシア(スマトラ島)
 派遣期間:2005年3月1日~2005年3月30日
 活動報告
2001年【スーダン紛争救援事業】
 派遣場所:スーダン
 活動報告

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