日本赤十字社 神戸赤十字病院

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災害救護・国際救援

令和6年 能登半島地震 救護班活動報告

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令和6年1月10日より 救護班第1班派遣

このたびは、令和6年能登半島地震で被災された皆さまならびにご家族の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
日本赤十字社の使命として被災者救援の為、救援活動を展開させていただきます。

1月1日石川県能登地方を中心に発生した地震災害を受け、1月10日の朝、神戸赤十字病院において救護班及びDMATの出発式を行いました。
神戸赤十字病院職員で組織された救護班員(医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名、計9名)リーダーの医師は「神戸赤十字病院の職員として、また阪神淡路大震災を経験した神戸市民として、救護活動をしてまいります」と話され、職員一同の想いを届けるため、職員に見送られながら目的地に向かいました。
目的地は日本赤十字社石川県支部(金沢市)で、到着後、活動場所を調整したのち、1月14日まで救護活動を展開します。

▲赤十字救護班員9名
▲兵庫県支部局長より激励を受ける救護班とDMAT(合同出発式)
▲陸路で被災地を目指します

令和6年1月18日より 救護班第2班派遣

発災より2週間以上が経過するなか、被災地では支援の必要な状況が続いており、当院は、日本赤十字社の使命として、継続して支援を行っております。
拠点である輪島市での救護活動を引き続き行うため、1月18日の朝、神戸赤十字病院において救護班第2班(医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名、計9名)の出発式を行いました。
リーダーの医師は「自らの安全を確保しながら、現地で必要とされるミッションを達成し、元気に戻ってくることを目標に活動します」と話され、職員に見送られながら目的地に向かいました。
目的地は日本赤十字社石川県支部(金沢市)で、到着後、活動場所を調整したのち、翌日早朝から拠点である輪島市へ移動し、1月22日まで救護活動を展開します。

▲赤十字救護班員9名
▲多くの職員に見送られながらの出発となりました

令和6年1月28日より 救護班第3班派遣

被災地では、道路やライフラインの寸断や大雪など、厳しい状況があり、被災地の方々の生活を思うと心苦しい日々が続いています。
また、地元の診療所やクリニックが開きつつありますが、いまだ救護班の医療ニーズはあり、支援が必要な状況は続いています。
当院は1月10日から第1班、18日から第2班を派遣しており、救護班員は「被災者にできることを」と、一丸となってミッションに取り組んできました。
1月28日の朝、神戸赤十字病院において救護班第3班(医師2名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名、計10名)の出発式を行いました。
この度、当院の玄関ホールにて患者さんから募っておりました、被災地の皆さまへのメッセージを救護班に託しました。
阪神・淡路大震災から復興してきた神戸からの声が、被災地の方々に届くようにと心を込めています。
目的地は日本赤十字社石川県支部(金沢市)で、到着後、活動場所を調整したのち、翌日早朝から拠点である輪島市へ移動し、1月31日まで救護活動を展開します。

▲赤十字救護班員10名
▲メッセージボードに寄せられた患者さんからのメッセージと、職員からのメッセージを手に出発する救護班員

令和6年2月2日より 神戸赤十字病院・多可赤十字病院合同班派遣

被災地では発災から1か月が経過した現在においても、避難所での生活を余儀なくされる方がおられ、支援の必要な状況が続いています。
避難所での活動として、救護班員は診療のみならず、健康相談も行っています。
また、発災当初から活動を続ける行政の方や、医療関係者などに向けて、日赤こころのケアチームの活動も開始されました。
2月2日の朝、神戸赤十字病院において、多可赤十字病院との合同班員(医師1名、主事1名 計2名)の出発式を行いました。
リーダーの医師は「阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震での救護活動の経験を活かし、被災地の皆さんのお力になれるよう活動します。また、後方支援をいただく病院スタッフの方に感謝しています。安全を第一に救護活動を行い、無事に帰ってきます。」と話され、職員に見送られながら目的地に向かいました。

▲職員に見送られる多可赤十字病院 合同班の救護班員2名
▲出発を前にご挨拶いただきました

令和6年2月8日より 日赤災害医療コーディネートチーム、心のケア本部要員派遣

当院の救護班が拠点とする輪島地区では、今も学校や公民館で避難生活をされる方々がおられます。
1か月が経過した現在、長期にわたる避難生活で自身では気づかない身体的変化が表れる時期であるため、救護員は巡回診療でお一人お一人の健康チェックを行っています。
2月8日の朝、神戸赤十字病院において、日赤災害医療コーディネートチーム※(医師1名、看護師1名、主事1名 計3名)の出発式を行いました。
リーダーの看護師は「救護班とは違った形ですが、被災地の皆さんのお力になれるよう活動します。」と話され、職員に見送られながら目的地に向かいました。
また、2月10日からは、心のケア本部要員として医師1名の派遣も行います。

※日赤災害医療コーディネートチームは、救護班調整本部にて業務を行います。
業務の例として、被災者の健康を守るため救護班の派遣・調整・登録などを行うこと 、関係機関の連携を図ること、救護活動の実施状況を集約し行政へ報告すること、被災地の情報収集に努めること等が挙げられます。

▲日赤災害医療コーディネートチームメンバー3名
▲院長からは「難しい段階の救護活動になるが頑張ってほしい」とのお言葉がありました

令和6年2月12日より 救護班第4班派遣

先日、当院の玄関ホールにて患者さんから募っておりましたメッセージを被災地にお届けしました。
神戸からの声が被災地の方々の励みとなればと願っています。
2月12日、救護班第4班(医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名 計9名)派遣の出発式を行いました。
発災から1か月が経過し、長期に及んでいるため、被災された方に疲労が蓄積される時期であることから、こころのケアも大きな役割として救護活動を行います。

▲ご来院のみなさまからいただいたメッセージは避難所にお届けしました
▲赤十字救護班員9名

令和6年2月27日より 救護班第5班、日赤災害医療コーディネートチーム派遣

2月27日、救護班第5班(医師1名、看護師3名、薬剤師1名、主事4名 計9名)派遣の出発式を行いました。
リーダーの医師は「被災者の方は心身ともに疲労を感じる時期だと思うので、寄り添いながら支援を行いたい」と挨拶され、活動拠点である輪島市に出発しました。
また、2月28日にはコーディネートチーム(医師1名、看護師1名、主事1名 計3名)派遣の出発式を行いました。
派遣先である珠洲市は津波による被害があり、現在もなおライフラインの整わない状況です。
リーダーの医師は「被災者の方のニーズに合わせて活動したい、また、チームの安全にも気を付け元気に帰ってきたい」と挨拶されました。

▲赤十字救護班員9名
▲コーディネートチーム3名